作品紹介

蟹工船
志賀直哉をして、「一番念入ってよく書けていると思ひ、描写の生々と新しい点感心した。」(1931/8/7付 多喜二宛書簡)と言わしめた、”日本近代文学の金字塔”と評される小林多喜二の代表作。
継祖母のこと
1923年 (大正12年)、多喜二が小樽高商時代、『校友会誌』に発表したもの。
若い継祖母が、その継祖母という立場に翻弄され、遂には井戸に身を投げ自殺してしまう。
一九二八年三月十五日
国家権力が自らオカシた国家犯罪を冷静に、スケール大きく告発し、世界が思想評価をこえて近代日本文学の成果として注目した多喜二のプロレタリア文学゛デビュー作゛
不在地主
昭和初期、北海道に起こった小作争議を大きなスケールで描く、 原稿用紙約259枚の中編小説。
この作品の発表の後銀行を解雇されることとなり、本格的な執筆活動に移行するきっかけとなった。
工場細胞
北海道・小樽に実在する工場を舞台に、搾取されてきた労働者が問題意識を持って立ち上がるまでの姿を描く。この作品は銀行を解雇され、上京するまでの間に執筆された。