小樽高商彙報 ―入学宣誓式

大正十年四月八日 小樽新聞朝刊第二面

(記事本文と画像)

●小樽高商彙報 − 入学宣誓式

小樽高等商業学校入学宣誓式は毎度生授業開始と同時に挙行し来りしが昨年より校務の都合に拠り五月十五日の開校記念日を卜し左の式次で行う由
一、生徒整列  二、教官入場  三、校長入場  四、修禮  五、勅語奉讀  六、校長告辞  七、生徒総代宣誓文奉讀  八、生徒各自宣誓書自署  九、修禮  一〇、退場
右終つて講堂に御眞影拝禮を爲し續いて御親書の勅語を拝観せしめらる由

新学期開始
小樽高等商業学校にては一般生徒の爲め十一日より新学期授業を開始し新入生授業は十五日より開始する豫定なりと

渡邊校長神戸着
豫て外遊中の小樽高等商業学校長渡邊龍聖氏まマルセーユ乗船加茂丸にて七日神戸着の筈

教授動静
支那留学中の小樽高等商業学校助教授石橋哲爾氏は目下南方支那遊歴を了て一度北京へ立帰り準備の上六月上旬帰朝の途に就くべしと同教授中村和之雄氏は学術 研究の爲め二週間の豫定を以て五日上京せり尚ほ同校新学期に際し宮崎力蔵大熊信行の二教授の新任を見る筈にて二氏は商業學経濟學を担任すべしと

志願者種別
本年四月小樽高等商業学校入學志願者は東京小樽を通じ五百十五名にて其中受験者小樽九十三名東京三百廿七名計四百廿名にて出身学校は商業学校小樽五十七名 東京百廿二名中等出身小樽五十四名東京百〇五名にて中師範学校出身者二名専校合格者一名なり

(※ 以上、新聞紙面に表示された文字より判読したものです。判読不明な文字は?としてあります)

大正十年四月八日小樽新聞第二面


(※ 画像は、国立国会図書館所蔵のマイクロフィルムより複写、引用)

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